メディカルITセンターの役割

現在果たしている役割

病院情報システムの管理・運営

病院情報システムが止まったり、おかしなことをしないように常にチェックしています。ユーザーからのクレームやトラブルにも日々対応しています。

 

DPCのコーディング、カルテ内容の監査

カルテを確認し、退院サマリや病名など必要なものが不足していないか、正しい書き方がされているかを監査したり、病名などを修正したりしています。

 

がん登録などへの登録

がん登録やそのほかNational registry関連のデータベースに当院の患者を登録する業務を行っています。

 

新しい医療情報システムの開発

新医療情報システムの仕様策定のお手伝いをしています。同時に、新システムになった時の運用などについてもコンサルティング業務をしています。

 

利用者の教育

病院医療情報システムの利用者に対して、必要な教育を行っています。


これから果たしていく役割

業務の流れを良くする

個々の業務の「見える化」を行い、それぞれ共通点の多い業務については一本化することで、手間とコスト、ミスを減らすお手伝いをします。

同時に「見える化」することで、その業務が効率的なのか、安全なのか、コストに見合っているのかなどを議論することができるようになります。

カルテをきちんと整える

質の高い医療を提供するには、カルテの記載をきちんとする必要があります。

そのため、カルテを正しく書くための講習や、カルテの記載内容の監査、カルテ内に必要な文書があるかどうかをチェックするシステムの構築を行っていきます。

また、標準的なマスターを作成、使用することで他システムと比較可能な記載ができるようにします。

蓄えたデータを出力する

名古屋大学医学部附属病院は臨床研究中核病院であり、常に最先端の臨床研究を行っていく必要があります。

これまでは、研究に必要なデータを出すことも困難な状況でしたが、今後は研究だけでなく、経営分析にも使用できるデータを随時提供できるシステム、体制を構築することで、臨床研究の更なる推進や経営状態の改善に寄与していきます。